松本典明さん(ギター、ボーカル、作詞・作曲)、
加藤実さん(キーボード、コーラス)、
松藤一英さん(パーカッション)のトリオ、
MATOのライブが、ライブハウス428で行われた。
松本さんは、香坂みゆきさんのアルバムで、
作曲・コーラスを担当した後、
1985年から、なぎら健壱さんをサポートして、
ライヴ、コンサート、レコーディング、TV出演などに参加し、
現在に至る。
加藤さんは、松山千春さん、来生たかおさん、少年隊、マリーンさん、
中尾ミエさん、芹ようこさん、庄野真代さん、その他にも
大勢のアーティストをサポートして、世界を回っている。
松藤さんは、フォークグループ「クラフト」に参加、同グループ解散後、
高橋真梨子さん、谷村新司さん、EPOさん、宗次郎さん、
その他にも大勢のアーティストをサポートして、ツアーに参加、
スタジオワークも多数行っている。
松本さんが作った反戦フォーク、「Save All Lives」。
同時多発テロを引き金に、戦争が拡大していく世界情勢を憂い、
「人を殺せと神が教えたか?」と問う。
歌に込められた魂の叫びが、胸に迫る。
一転、「大いなる時の流れの中に」では
(松本さんはこれを環境音楽フォークと呼ぶ)、
松藤さんの温かく広がりのあるパーカッション、
加藤さんの透き通り、風のように揺らぐピアノとも相まって、
どこか不思議な世界に連れて行かれるような安らぎを感じた。
松本さんの楽しいトークタイムでは、
イルカやクジラの鼻の穴の話で、会場は大爆笑。
クジラのシンボルの潮吹き、
なんと鼻の穴から潮を吹いているそうだ!
そして、クジラは背中から潮を吹く。
つまり、クジラの鼻の穴は、背中についている!
あの愛くるしいイルカの鼻の穴は、
頭のてっぺんにある!
そして、イルカの鼻の穴は、ひとつ!
松本さんはそれを考えると、夜、眠れなくなるそうです。
私は、松本さんのクジラの顔のまね(鼻の穴は背中)を思い出すと、
夜、眠れません…。