デイヴ・コーズのスペシャル・ライヴ

サックス・プレイヤー、デイヴ・コーズ。
幾たびものグラミー賞を受賞し、昨年2009年には50周年を迎えた
「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム(ハリウッド栄誉の歩道)」
に選ばれ、ハリウッド・スターとして殿堂入りを果たした。
アメリカのハリウッド大通りを中心とした歩道に、
星(スター)のデザインされたプレートが、埋め込まれている。
そのプレート一つ一つに、エンターテインメント界のスターの名が
刻まれている。
毎年、受賞人物が投票で選出され、星は段々と増えていく。
オードリー・ヘップバーンフランク・シナトラ
ジョン・レノン・・・などの人物と共に、
デイヴ・コーズも、栄誉の歩道に、永遠に名を刻まれた。
満員のブルーノート東京
客席後方に、一筋のスポットライトが当たり、
次の瞬間、柔らかいサックスの音色が響いた。
リリースしたばかりのニュー・アルバム、"HELLO TOMORROW"から、
'WHAT YOU LEAVE BEHIND'。
透き通るような音が、心に沁みる。
デイヴは演奏しながら、テーブルのお客ひとりひとりと握手。
ゆっくりと歩き、前方ステージへと向かう。
その溢れる笑顔から、デイヴが皆を喜ばせることを、
心から楽しんでいる様子が窺われた。
この2ndステージは、夜8:45スタートだったが、
デイヴは遊び心いっぱいのステージを、
たっぷりと繰り広げた。
バックのミュージシャンは、ギターのランディ・ジェイコブス、
ドラムスのJ・ウィリアムズ、ベースのアンドレ・ベリー、
キーボードのブライアン・シンプソン。
皆、本当に凄いテクニックで、しかも振り付けも
バッチリ決まっていて、引き込まれる。
それぞれ、ソロでCDも出している。
同じくニュー・アルバムからの、'PUT THE TOP DOWN'が、
とてもクールでかっこよく、サックスの魅力を存分に味わった。
以前から話に聞いていた、
サックスを空に向けるように高く掲げ、
身体を弓の様に反らして、
美しい高音を、ずっと吹き続ける姿。
実際に目の当たりにして、とても驚いた。
スペシャル・ゲストは、ピアニストでシンガー・ソングライター
スペンサー・デイ。
特に印象的だったのは、ふたりで肩を並べて歌った、坂本九さんの
上を向いて歩こう(英題:SUKIYAKI)」だ。
日本語で情感を込めて歌い上げ、
日本の聴衆と、心を通い合わせた。
ブルーノート東京のホームページで、
デイヴ・コーズの演奏シーンが見られます。
ぜひご覧ください!

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Dave Koz appeared at BLUE NOTE TOKYO.
He introduced pieces of his new album.
The mellow sound of his sax fascinated audience.