横山幸雄さん ジルベスターコンサート 第1部

【第1部】
ピアノ&管弦楽
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 op.21
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ op.22

 ♪ ♪ ♪

ステージの右上方、パイプオルガンのパイプの下に、
カウントダウン用の電光掲示板があり、
「2010年まで、あと0430 12」(つまり4時間30分12秒)
と、カウントダウンが行われています。
12、11、10・・・、刻一刻と新年に向かっています。
電光掲示板の表示が消え、
マイクを手にした横山幸雄さんが、ステージに登場。
光沢のあるバイオレットのネクタイに大粒ダイヤモンドが
輝いています。
スーツの胸ポケットには、濃いバイオレットの
ポケットチーフ。
拍手に迎えられ、横山さんは、
「来年まで、あと・・・」と後ろを振り返りましたが、
電光掲示板の数字が消えていたので、
その後の言葉は出ず、会場はなごやかな笑いに包まれました。
この演奏会の曲目について、
第1部から第5部まで、横山さんが自ら解説。
5時間にも及ぶコンサートが、
これからいよいよ始まるのです。
横山さん自ら楽しんでいるように見えました。
ショパンピアノ協奏曲第2番は、
横山さんが、かつてショパンコンクールで演奏した
思い出の曲。
とりわけ第2楽章が、夢見るように美しく、
聴衆は、うっとりと聴き入っていました。
続く「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」は、
オーケストラの伴奏つきで、華やかに演奏され、
特にポロネーズの迫力には鳥肌が立つほどでした。