世界遺産・平城宮跡 (2012年 奈良の旅 9)

3日目、緑の苔がビロードのような秋篠寺の次に、
広大な敷地にそびえ立つ平城宮跡へ。
おととし2010年、平城遷都1300年祭が行われたのは、
記憶に新しいところです。
さかのぼること1300年の和銅3年(710)、
飛鳥に近い藤原京から、奈良盆地の北端に新しく作られた平城京に、
都が移されました。
さらに長岡京に都が移された後、当時の建物は失われてしまいましたが、
長年の発掘調査により、現在の形に復元されました。

さあ、平城宮跡

長い道のりです。

ようやく見えてきました。

第一次大極殿
文化庁のパンフレットによると、大極殿とは、
「古代の宮都における中心施設で、元日朝賀や天皇の即位など、
国家儀式の際に天皇が出御する場所」とのことです。

シンプルで、整然とした印象を受けます。

いにしえの人々は、畏敬の念をいだきながら、
この巨大な建造物を眺めたことでしょう。

敷地内を横切る、近鉄奈良線の線路

大極殿に入り、窓から敷地を見下ろします。

走る電車が、おもちゃのように見えます。
正面に朱雀門
二重の屋根を持ち、間口25メートル、高さ22メートルもある、
堂々たる門です。

それぞれの思いを胸に、大極殿を後にします。

スケールの大きさは、圧倒的。

大極殿を背景に、充実した面持ちのかがみさんと竹下さん

平城宮跡の復元の意義の大きさは、はかりしれません。

♪ ♪ ♪

「未来信じて」

未来信じて

奈良の旅・第1日目の法隆寺篇でご紹介した曲、「あなたへ」と同様、
昨年の大震災の、復興支援チャリティーソングとして作った曲です。
映像で流れるのは、東北の美しい風景。
魂のこもった、力強いヴァイオリンを奏でるのは、
日本の若手を代表する実力派ヴァイオリニスト、長尾春花さんです。
詞 和田 あゆみ / 曲 吉田 菊子 / ヴァイオリン 長尾 春花
Lyrics: Ayumi Wada / Song: Kikuko Yoshida / Violin: Haruka Nagao
一緒に進んでいこう、この生命の奇跡を信じていこう。
希望という言葉を、今、光にして・・・。