古典の日、文化の日、そして当ブログ3周年!

皆さま、こんばんは! 吉田菊子です。
明日の文化の日、「菊子とアートな生活を Let’s enjoy arts with Kikuko!」は、
3周年を迎えます。
ご愛読、ありがとうございます!


「魂が揺さぶられた、あの時、
 心が癒された、この時・・・
 アートのある生活を、ご一緒に!」


このブログを開設した時、上のメッセージを
プロフィール欄に掲載しました。
そして、私の自作曲や自作番組・動画を発表することはもちろんのこと、
私の恩師、先輩・後輩、友人、元生徒といった方々の
演奏会、展覧会、講座、講演会、ご著書、映画なども、
多数ご紹介してきました。


創る人・演奏する人と、観る人・聴く人との幸せな出会いを、
これからも、このブログで作っていきたいと思います。
どうぞご期待ください!


さて、まさに昨日の2012年11月1日、「古典の日」が制定されました。


朝日新聞天声人語から、一部抜粋してお伝えします。


“今年から、11月1日が「古典の日」になった。
 1008(寛弘5)年のこの日、源氏物語をめぐる記述が
 「紫式部日記」に初めて出てくる。
 それにちなんで法律で定めた。
 読書週間のほぼ真ん中、翌々日は文化の日と、日取りはいい。


 文学の古典ばかりではない。
 音楽、美術、伝統芸能などを広くとらえて、
 歳月に朽ちない輝きに親しむ趣旨だという”。


私自身も、音楽を職業としている上に、
ちょうど先月から、毎月1回行われる
枕草子」朗読講座(講師は加賀美幸子さん)に通い始めたばかりなので、
この「古典の日」を、何だか身近に感じます。


振り返ってみると、私と日本の古典文学との出会い(大学受験以来の再会?)は、
不思議なものでした。


精神科医名越康文さんが、「こころカフェ第6回」
(2011年9月28日(水)、下北沢「コムカフェ」で収録)で、
幸福な人生のためのアドバイスを行ったのですが、
私は今年の1月、それを読むチャンスを得ました。
(音声版はラジオデイズで購入できるそうです)


名越さんの、幸福な人生のためのアドバイスの中に、
季節ごとにやっておくとよいこととして、
旅をすること、それから、何かひとつ古典を読むこと、
という2点が挙げられていました。


名越さんによると、「旅に出ると、旅が主体になり、
旅が語りかけてくるものに耳を傾けるようになる。
僕らはほんの少し、生まれ変わっています」、


「古典といっても50年とかより、もっと時の試練を耐え抜いた、
そうですね、300年も経ったような書物がいいと思います」とのこと。


これらのアドバイスを今年の1月に知った時、
旅に出るのは難しい、とか、
日本の古典文学を読むなど、あまりリアルにイメージできない、と思ったのですが、
新年の目標として、とりあえず、新しい手帳に書き込みました。


するとどうでしょう!
「夢をかなえる手帳」であるかのように、
2つの幸運が、いっぺんに舞い降りたのです。


3月の奈良お水取り見学の旅。
家族以外の方との旅行は、20代半ばのアメリカ旅行以来でした。


そしてその旅で、日本史や古典文学、朗読の専門の方々と出会い、
その方たちの魅力に引き込まれ、
源氏物語」(9月末)、「枕草子」(10月〜)の朗読に
自らチャレンジすることとなったのです。


奈良へ旅してから、「源氏物語」朗読まで、わずか半年。
人との出会い、古典との出会い、日本再発見。


これからは、ブログに掲載する内容も、一層多様なものになりそうです。