リー・リトナーの50周年ライヴ

リー・リトナーが、ギタリスト生活50周年を記念するライヴ、
”シックス・ストリング・セオリー”
― 50th アニヴァーサリー・セレブレイション―を
ブルーノート東京で行った。
 オルガン ラリー・ゴールディング
 ベース  メルヴィン・リー・デイヴィス
 ドラムス ソニー・エモリー
リトナーが1960年、ギターを手にしたのは、
8歳の時だったという。
リトナーの祖母も父もピアノを弾き、
特に父は、幼いリトナーを家の近くに何軒もあった、
ジャズクラブに連れて行った。
そこではビル・エヴァンスなどの演奏を、
目の当たりにすることができたそうだ。
リトナーのニュー・アルバム
「シックス・ストリング・セオリー」について、彼は、
「ギターという楽器とそれを使った音楽が、
 今までに成し遂げてきた進化や変化といったものを
 一枚のアルバムの中で表現したかった」と語っている。
ステージでのリトナーは、終始笑顔で、
演奏を本当に楽しんでいる様子。
「GET UP, STAND UP」では、
会場の聴衆と一体となって、
熱い演奏を繰り広げた。
モリーが、赤い蛍光スティックで、
超絶技巧を披露した。
何と、バトンをクルクル回すように、
手の上で、スティックを猛烈な勢いで回しながら、
シンバルを叩くのだ。
それが曲の中で、何度も行われたのだが、
スピード感に溢れ、音も迫力満点。
赤い光の残像も、インパクトがあった。