「偽ものの月」 オリジナルCD

和田あゆみさんと
セカンド・アルバムを作った。
「波風立てずに過ごした日々
 見せかけの理想
 これでおわりにしよう」
「二人にとって
 初めて向き合う真実なのに
 まだ取り繕うつもり?」
痛切な心の叫びを描く「偽ものの月」。
詞を初めて読んだとき、思わず戦慄を覚えた。
メロディーを書き、
あゆみさんと何度もスタジオで会い、
切迫してくる後半を、繰り返し繰り返し歌ってもらった。
長い時間をかけて推敲を重ね、
やっとレコーディングに漕ぎ着けた。
この叫びが聴く人に伝われば、と思う。
アルバムの他の曲をご紹介すると、
「tomorrow」、「YOUR DREAM」など希望に満ちた曲、
「白い小径」というラヴソング、
ジャズっぽい「Phone」、
「ラブハート」、「ごめんねって言わない」のようなキュートな曲、
「わたしはねこ」では、にゃ〜おん、
「ナイト・クルーズ」ではスピーディーに駆け抜けて・・・、
と、楽しい曲がいっぱい!
「第8回 試聴コーナー」で、どうぞお聴きください。
今回は、ジャケット・デザインを手掛けてくださる方を、
広く募集した。
名乗りを上げてくださったのは、
趣味でNHKのラジオのディレクターもしている
樺沢 泉さんだ。
12月リリースということで、
まずはクリスマス・バージョン! 限定版。

可愛いでしょ。

ちょっとロマンティック。

樺沢さんは、ツリーのスノーマン!? がお気に入り。

レーベルには流星。
「二人にとって
 あのとき見上げた流星の空は
 最後の希望だったんだ」 (「偽ものの月」)
デザインがデータで送られてきたのは、
夜中の2時53分!
樺沢さん、遅くまでありがとうございました。

 ♪ ♪ ♪

新シリーズのテレビ・コマーシャルの放映開始日と、
新しいアルバムのリリースの日が、
嬉しいことに偶然重なった。

12月10日、東大教授・池上高志さんとの対談を終えた
茂木健一郎さんに、CDを差し上げる。
茂木さんは、目を大きく見開いて、
「えっ、 これカバちゃんがデザインしたの?!
えっ、ホント?! あっ、今日いたよ、カバちゃん。
さっきあっちの方、座ってたよ。あっちの方。
カバちゃん、カバちゃん、あれあれあれ」。
機関銃のようにまくし立てながらきょろきょろしたが、
樺沢さんは、すでに会場を後にしていた・・・。

 ♪ ♪ ♪
Ayumi Wada and I released the 2nd album "Lunar Lie".
Title number "Lunar Lie" expressed cry of mind.
Izumi Kabasawa designed the sleeve of the CD set.