渡辺ファイアーさん 「ひとり会 〜おしゃべりとSAX〜」

“Goo Punch!”や”Fire Session”のステージで、
いつも超絶技巧とパワーを見せつける渡辺ファイアーさんの
ホームページに載っているライブスケジュールを眺めていたら、
「ひとり会」という???なライブがあったので、
さっそく応援に出かけた。


ファイアーさんのリーダーアルバム、”Fire Session”のレコーディング会場となった、
高田馬場のライブ&ダイニングバー「音楽室DX」。
ステージには、ファイアーさん用と思われる脚の長いスタイリッシュな椅子と、
スタンドに立てたソプラノサックス。
客席奥のテーブルには、アルトサックスが無造作に置かれている。
場内が暗くなり、アルトサックスを携えたファイアーさんが登場。
「ひとり会」が始まった。


満員のお客さんを前に、
「最前列の席が空いてるってことで、自分の存在とは、
 遠くから見る存在。
 アイドルではないのだと」。
会場は大爆笑。
「みんな、ひとりで何するんだろうって思ってるだろうけれど、
 おしゃべりとSAX。
 書いてあったでしょう?」
32年の演奏活動の中で、「ひとり」でライブを行うのは、
なんと初めてなのだそうだ。
「今日、来てくれた人は、自分を観に来てくれた人。
 だから、一生忘れませんよ」。
そんな記念的な日に来られて、ラッキー!


チャーリー・パーカースティービー・ワンダー
そして、昨秋の進藤陽悟さんとのデュオでも素敵だった
バート・バカラックの「アルフィー」など、
美しいメロディをたくさん聴かせてくれた。


終演後、ファイアーさんをフィーチャーした私の新しいアルバム、
“Galaxy”の試作盤を、ファイアーさんに手渡しました。

「これを聴いて、何か修正が必要でしたら、大至急連絡してくださいね」。
「もう大丈夫ですよ」。
渡辺ファイアーさんの魂込めた演奏を、どうぞお楽しみに!

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ソプラノ、アルト、テナー、バリトンと4本のサックスを駆使する
超絶技巧のサックスプレイヤー、渡辺ファイアーさんを迎え、
2012年より新しいアルバムを制作しています。
こちらの記事から予告篇ビデオをご覧ください!