ブライアン・トレーシー著 「フォーカル・ポイント」

高校を中退後、肉体労働を経てセールスマンになり、
30代で大学に入学、MBAを取得・・・、という
異色の経歴を持つ人材開発会社最高経営責任者、ブライアン・トレーシー。
以前読んだ、ブライアン・トレーシーの
“Change Your Thinking,Change Your Life
How to Unlock Your Full Potential for Success and Achievement”が
とても面白かったので(和訳本で読みました)、もう一冊手に取ってみた。
「フォーカル・ポイント」の監訳は、「レバレッジ・シリーズ」で人気の
本田直之さん。
本田さんご自身が困難な状況の時、この本と出会い、
投げかけられる質問に答えを出しながら読み、
「向かうべき方向、やるべきことがクリアに見える」ようになったそうだ。
経営する会社の業績は上昇気流に乗り、
本田さんは、絶版となっていた日本語翻訳版を復活させるため
奔走したという。
様々な著作で、とてもユニークな視点を与えてくれる本田さんが、
そのように情熱をかけて復活させた本、ということで、
私は関心を持った。
序章「最大の成果を生むポイントを見きわめよ」から、
第10章「なりえる最高の人物になれ」まで、
日々の生活ぶりを反省し、よりよく生きるにはどうしたらよいか
考えながら、読み進めた。
次から次へと質問が飛び出し、自分の問題点が明らかになっていく。
第1章「潜在能力を解き放て」の「労働時間を二分の一にする六つのステップ」など、
いきなり面白い課題が飛び出す。
成果の80パーセント以上を生み出す上位20パーセントの仕事に集中することが
最初のステップであり、
その仕事は何か選び出すことが、はじめの一歩であるという。
幸せな人生を送るための質問は、第10章では、
「個人的成長の価値観を明らかにせよ」のような深遠なものとなり、
なぜ生きる、どのように生きるということを考えさせられる。
今日、この本を読み終えた。
反省することばかりだった。
明日から、もっとわくわくする充実した毎日を送る。