2日目のお水取りの「お松明」見学の後、奈良育ちの様々な野菜を
美味しくお料理してくれるお店に行きました。
奈良出身の料理研究家で、奈良市観光大使の海豪うるるさんが、
紹介してくれました。
可愛らしい器に載った、大和伝統野菜の籠盛が美味しそう!
かがみさん、うるるさんも和やかに。
色とりどりのお野菜の煮物。
「粟」自慢の陶板焼き、大和芋のとろろです。
よく焼いてもよし、とろっとした生のままでもよし。
これが「大和芋」で、
こっちは「宇宙芋」!
隕石(いんせき)に似ているから、とのこと。
「むかご」ともいうそうです。
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ちなみに、奈良県のホームページで伝統野菜・大和いもについて、
次のような説明がありました。
”ナガイモが渡来する以前から薯蕷と呼ばれていたヤマノイモが山に自生しており、
「東大寺正倉院文書」に当時の高級食品であったことが記載されている。
イモが球形をしたものをツクネ薯群と称し、表皮が黒皮の大和薯、白皮の伊勢薯とに分かれる。
大和薯は形が整って凹凸が少なく肉が緻密で粘度が高い”。
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葉が青々としています。
さくさくと美味しいてんぷらです。
「麦縄つけめん」、奈良ならではの麺のようです。
いちごの形のアイスがかわいい!
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粟「大和と世界の野菜」コース、
大和の伝統野菜と、世界の伝統野菜を使っています。
野菜のフルコースというものを初めていただきました。
想像以上にバラエティーに富んでいて、
とても満足しました。
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海豪うるるさんからのメッセージです!
「野菜を美味しく食べさせてくれるお店です。
大和野菜は、世界の食材が手に入る東京でも
なかなかお目にかかることができないものが多くあります。
奈良へいらした際には、ぜひ召し上がってみてください。
東京で大和野菜を入手したい場合は、奈良県の情報発信拠点
『奈良まほろば館』(日本橋三越新館向かい)で売っている時もありますよ」。
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「粟 ならまち店」
住所:奈良市勝南院町1番地
近鉄奈良駅より徒歩約10分 JR奈良駅より徒歩約20分
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海豪 うるる さん プロフィール
1967年生まれ。青山学院大学卒。15年以上に渡り各種の家庭料理を学ぶ。
食と共に、ヴァイオリン、陶芸、茶道、フラワーアレンジメントなどの多彩な趣味を生かし、
“五感で味わう彩食レシピ”を提案。食と生活を楽しむ「彩食倶楽部」を主宰。
“美味しいって何だろう”と思ったところから料理の道へ。
単に舌による味わいだけではない、この不思議な感覚の探求を続けている。
また、食は年齢、性別、国籍などを問わず、誰にも等しく必要で極めて身近なものである。
そんな食を万国共通の言語のようにとらえて、食を通して日本だけでなく
世界各国の人とつながったり、その人々の考え方に迫ったり、
時には教育や政治、科学、音楽、映画など様々な分野の間をつなげたりしながら、
“美味しい”だけでなく“楽しい”という気持ちを生み出す活動を目指している。
郷里の奈良県からの依頼で「奈良県観光産業活性化推進会議」委員等も務め、
現在は「奈良市観光大使」。