和田裕美さん著 「仕事で成長し続ける52の法則」

書店でこの本を手にした時、
帯の中の和田さん(写真)と、目が合った。
きらきらした瞳でこちらを見つめ、「大丈夫よ! 」と
ほほ笑んでいる。
仕事のできる先輩が、優しく、時に厳しく、
語りかけてくれるような本だ。
「第1章 仕事力を高める法則 1〜25」では、
働く姿勢、目標達成、コミュニケーション、
情報とのつき合い方、発想術、タイムマネジメントについて。
「第2章 キャリアアップのための法則 26〜39」では、
仕事への覚悟、リーダーシップについて。
和田さんご自身の経験に基づく、
女性ならではのきめ細かいアドバイスが、盛りだくさんだ。
「第3章 生き方を見直す法則 40〜52」では、
和田さんが普段から心がけていることや、
新年の迎え方などが書かれ、
心のありようについて、振り返らせてくれる。
私が特に興味を持ったのは、
「法則15 今ある情報から選ぶのではなく
 常識の枠を外して自由に考える」。
ここでは、2009年に出版した和田さんの大人向け絵本、
白いペンギンが主人公の、『ぼくは小さくて白い』が紹介されるが、
和田さんという方の魅力が伝わってきて、
ぐっと身近に感じられる。
「本当に大切なことを、短い言葉から感じてもらいたいという思いから
出版したのです」と和田さんは述べる。
 「絵本には、1ページに文字を数行しか書いていません。
  だから、その背景にあるメッセージを読み取って
  想像力を膨らませることができると思います」。
世の中の変化は加速し、情報はどんどん古くなり、
今の常識の範囲では、対処できないような問題が、
次々に起こってくる。
その背景にあるメッセージを読み取り、想像力を膨らませ、
自分の考えを導き出すということは、誰にとっても
大切なことになるはずだ。
和田さんは、絵本『ぼくは小さくて白い』に、
「生きていく上で、誰にとっても大切な柱」となる、
3つのメッセージを込めたという。
忙しい中にあっても、困難な中にあっても、
しっかりと問題に向き合い、考える姿勢を持ち続けていきたい。

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日経ビジネスアソシエで、和田裕美さんの担当をしていらっしゃる
編集者の小田舞子さんからのコメントを、ご紹介します。

「吉田さん、ブログでのご紹介をありがとうございます。

 和田裕美さんに日経ビジネスアソシエの連載をお願いしたのは4年前。
 あれからというもの、約1カ月半に一度、和田さんの事務所を訪問し、
 一読者の目線で、和田さんに様々な質問をし、
 和田さんのお考えを伺ってきました。
 そのたびに、目からウロコが落ちたり、頭を殴られた感じがしたり、
 心が救われるような気持ちになったり…。

 この本は、そんなやり取りの中から生まれた、
 アソシエの連載をまとめたものです
 (本にするにあたり、加筆や編集を加えました)。

 昨年、この連載から1冊目の本が生まれ
 (『「陽転」コミュニケーション』といいます。
 和田さんの「陽転思考」と、それに基づいた
 コミュニケーションがテーマです。
 ご興味があれば、ぜひご覧ください)、
 今回は2冊目となります。

 100回目を超えたアソシエの連載はまだ続きます。
 和田さんへのご質問などございましたら、ぜひご連絡下さい。
 今後の参考にさせていただきます!
 この本のフェイスブック http://www.facebook.com/52housoku
 この本のツイッターハッシュタグ #wada_associe
 私のツイッターアカウント wuzu007」