横山幸雄さん ジルベスターコンサート 第5部

【第5部】
ピアノ&管弦楽
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 op.11
〜2011年年明け〜
リスト:ピアノ協奏曲第1番 S.124

 ♪ ♪ ♪

明けましておめでとうございます!
横山さんのジルベスターコンサートは、
ブラーヴォの大歓声の中、めでたくお開きになりました。
第四部の後の休憩のときは、
新しい記事を出すことができませんでしたが、
念願の年越しそばを食べることができました。
最後の休憩で、夜も更けたこともあり、
100人近いかと思われるほどの長い行列ができていました。
陶器のどんぶりに入ったおそばは熱々で、
からだがポカポカしました。
先ほど紹介したコーヒーについてですが、
ショパンブレンド」には、以下のような説明がついています。
「味のイメージ
 華やかで甘く、そして切ない
 ショパンのワルツをイメージしたブレンド
 味の特徴:アプリコットやフローラルの風味。広がる甘さと心地よい 余韻。
 焙煎度合:中煎り
 配合  :エチオピア、ブラジル、グァテマラ」
シューマンブレンド」には、次のような説明がついています。
「味のイメージ
 華やかでありながら複雑な問題意識を内包した
 シューマンの作風をイメージして作ったブレンド
 味の特徴:チェリーやチョコレートを思わせる複雑な風味。
 重さとともに後味に残る甘み。
 焙煎度合:中深煎り
 配合  :コスタリカ、ブラジル、エチオピアケニア
ちなみに「リストブレンド」は、メニューにありませんでした。
第四部では、ショパンシューマン、リストが
互いに関係している作品も取り上げられています。
ショパンの「別れの曲」、「革命」が含まれている
「12の練習曲 Op.10」は、リストに献呈されています。
シューマンショパンの歌曲を、リストがピアノ用に
編曲した作品、「献呈」や「乙女の願い」は、
元の歌曲とはかなりイメージが異なりますが、
とても華麗で、楽しく聴きました。

第五部では、まずショパンのピアノ協奏曲第1番。
横山さん渾身の演奏でした。
そして、電光掲示板が灯り、東京FMのアナウンサーが登場。
新年まで、すでに1分を切っている状態で、
直ちにカウントダウンを開始しました。
会場の皆で、「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、0」!
パーンと大きな音がして、銀色のテープが
宙を舞いました。
横山さんの今年の抱負は、
「まず、今日の演奏を全うすること。
 2011年はデビュー20周年なので、
 それにふさわしい演奏をしたい」
とのこと。
祝祭気分の中、最後の曲、生誕200年を迎えたリストの
ピアノ協奏曲第1番。
豪快なタッチ、怒涛の勢いで弾き切ると、
横山さんはより一層の大歓声に包まれました。

アナウンサーがまた登場し、
早速、5時間もの年越しコンサートを終えた感想などを
横山さんに訊ねました。
横山さんは、穏やかな口調で語りました。
「まずは、演奏を全うすることができて、
 良かったです。
 今日はメチャクチャ緊張しました。
 ソロでなく、オーケストラと一緒なので、
 何か起きると大事件。
 大きなプレッシャーを感じました。
 作曲家が変わるので、切り替えが大切ですね。
 企画をする時が一番楽しく、
 準備になると青ざめて、
 始まったらもう、一気にやるしかありません!」
「年越しそばを食べましたか?」との質問には、
「休憩時間は、着替えで忙しかったです」。
横山さんのファッションは、
第四部ではグレーのちょっとカジュアルなベスト。
第五部では黒いスーツに、
胸元が華やかなシャツ。
襟にも上着の胸にも、輝くブローチをつけて、
とてもおしゃれな感じでした。
「今日の演奏会は、仕事納めで、仕事始めですね」
の言葉に、会場もなごみました。
指揮者の大友さん、新日本フィルハーモニーの皆さん、
すばらしい演奏、ありがとうございました!
2010年のゴールデンウィークに、
ショパンの作品166曲を16時間かけて演奏し、
ギネス世界記録を達成した横山さんですが、
気になる発言もしていました。
「このことは、このステージで初めて言うのですが、
 ショパンの死後、発見された曲が約40曲あるので、
 それをどうしようかな・・・。
 ショパン生誕201年なので、201曲コンサート?!」